FXや投資で何がうまくいくかを学ぼう!メカニカル手法とは!?

  • 7月 8, 2020
  • 6月 23, 2020
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FX FXや投資で何がうまくいくかを学ぼう!メカニカル手法とは!?

パターンやエッジがどの程度良い働きをするのかを判断するためには、厳密に定義できるいくつかの変数を使ってパターンやエッジを定義し、それを比較的大きなサンプルに当てはめる必要がある。メカニカル手法では、トレードを執行するために相場にどういう条件が必要かを私たちは正確に知っている。

また、トレードを始める前に、執行しようとするサンプル全体に対して、どの程度の勝率とリスク・リワード・レシオになる可能性があるかも知っていなければならない。メカニカル手法では、確率の法則に任せる必要がある。そのため、サンプル内の個々のトレードでは分析や判断・比較をしないし、考えることさえ何もない。ひとつのサンプルを終わりまでやり通したあとで、結果を向上させる方法について分析をして疑問点を調べるのだ。

さて、分析で使う変数はすべて、サンプル全体を通じて決まっているので、何が、どういう条件で、どの程度うまくいくのかを判断して、必要に応じて結果を向上させるための調整をするのは比較的やさしい。そうでなく、トレードごとに絶えず手当たり次第に別の変数を加えていたら、何を変える必要があるのかを特定できなくなる。一方、結果に満足できれば、別のサンプルでトレードを始めて、同じ過程を繰り返す。繰り返す。

一貫していて秩序立った手法を用いると、着実で信頼できる結果が得られる。無計画で無秩序な手法に頼れば、結果は一貫性がなく、頼りにならない。第二相場の読み方を学ぶ取引所に出される買い注文数と売り注文数の流れは不均一なため、価格はいつまでも動き続ける。もちろん、時にその値動きも止まるが、ほとんどは絶えず変わっている。訓練されていない人の目には、値動きはまったく混沌としていてランダムに見えることもある。

特定方向に相場が動く可能性を値動きから読んで解釈する方法は高度なトレードスキルであり、通常は身につけるのに何年もかかる。しかし、表面上はあまり論理的に見えないような方法で取り組む気があるのならば、それほど時間をかけずに済む。ほかのトレーダーたちのそれまでの動きから生じた価格パターンに基づいて、彼らが次にどう動きそうかを予測するために、相場の読み方を学んでいるのなら、評価する情報量が多いほど正確な予測ができそうだと思うのは理にかなっているだろう。私はこの理屈にまったく価値がないと示唆しているのではない。

しかし、分析で使える情報は大量にあり、何百もの分析ツールが利用できて、それらのツールの使い方も無数にある。それらはまったく同じ価格データに対して矛盾する予測を出す可能性があるだけでなく、実際にもそういうことはよくある。このことを考えると、値動きのどんなパターンや種類が現れると値動き方向にかなりの変化がありそうかを判断する方法を学ぶのに、何年もかかる理由も容易に分かるだろう。相場の読み方を学ぼうとしているときには、多いほど良いということはない。

矛盾した情報はつじつまの合わない分析結果をもたらす。矛盾する度合いが増えるほど、それらの情報に圧倒されて混乱する可能性も大きくなる。長年にわたって続く混乱を避けるために、ひとつの決まった参照ポイントから値動きを観察することで、分析に使う情報を大幅に減らすほうがよい。次はその良い例だ。

妻のポーラは「儲けては損をする」を繰り返している、ある平均的なトレーダーのコーチを始めた。彼によると、どうして利益を出したあとにその利益を減らし続けるのか自分で理解できていなかった。いくらか話し合ったあと、このトレーダーはポーラに認めた。彼はテレビでMSNBCやCNBCのようなあらゆるニュース番組を見ていた。さらに、取引時間中にインターネットで流れるどんなニュースも読んでいた。また、彼は少なくとも四つか五つのトレードのチャットルームに申し込んでいて、そこでは主催者が最新のマーケットニュースについて意見を述べていた。

このトレーダーはモニターを七台とコンピューターを三台も持っていて、五つの異なるプロバイダーから絶えず流れてくる相場データをそれぞれ分析して、市場を「完全に把握できる」ようにしていた。また、一一銘柄をトレードしていて、一部は海外の銘柄のため、深夜に起きられるように目覚ましを設定しておく必要があった。しかし、勝敗を追跡するために取引日に個人的な日記かトレード日誌を付けることはまったくなかった。ほかの日にはなおさらだった。

つまり、彼はあらゆる銘柄に手を出していて、方向性もパターンもなかった。

①トレードの損益がどうなっているか

②どの銘柄をトレードすれば実際に勝てる確率が高いか――を知るために従うべきトレードルールは言うまでもなく持っていなかった。コーチをしている最中にこれを知ったポーラは、トレード対象をほんの数銘柄に絞り込むようにと提案した。チャットルームの進行役たちの話を聞くのはやめて、ニュースに関してもモニターのうちの二台は消すようにと言った。

「成功したトレーダーの思考法」を身につけるまでは、少なくとも最初のうちは「少ないほうがよい」理由を彼に説明した。成功したトレーダーが絶えずニュースや解説に接することはないし、もちろん、一一銘柄もトレードをするために真夜中に起きることもない、と。また、お金を稼ぐために四六時中、「市場に参加」しなければ、と思い込み続ける必要はないことも教えた。

残念ながら、そのトレーダーは「多い」よりも「少ない」ほうが良い理由を理解できずに、ポーラの賢明なアドバイスに逆らい、あふれる情報に接しながら、多くの銘柄をトレードし続けた。そして、数週間後には取引口座の資金をすべて失った。これは私たちがトレーダーのコーチをしているときに起きることとしては、別に珍しいことではない。話を元に戻すと、固定した参照ポイントは、それを定義する変数が厳密で一定であるかぎり、どんなテクニカルツールでも構わない。

例えば、五分足チャートに三期間か四期間の移動平均線を当てはめることから始めることもできる。この設定をしているときに、取引ツールは移動平均の計算に何期間を使いたいのかや、単純平均にしたいのか指数平均にしたいのか、例えば、「(高値+安値+終値)÷三」のように計算で使いたいデータは何か、チャートのどの位置に書き入れてほしいかについて指示を求めるだろう。移動平均線は現在の足の位置に書き加えていくこともできるし、そこよりも前でも後ろでも指定できる。パラメータを設定したら、移動平均線がチャートに表示されて、移動平均線に対する相場の動きを観察して評価するための固定した参照ポイントにすることができる。

ここで探すのは、移動平均線と比べたときに繰り返し現れるパターンで、それまでの値動きと同じ方向に大きく動くか、方向が転換しそうかを、かなりの確率で伝えるパターンだ。移動平均線と比較して、因果関係があるかどうかを確認できるデータポイントはいくつかある。

①価格足の値幅(高値から安値まで)のどの位置に移動平均線があるか。値幅の中央なのか、上端なのか下端なのか。

②価格足は移動平均線よりも完全に上にあり、足の安値と移動平均線の間にギャップがあるか。そうであれば、ギャップはどれくらい大きいか。ギャップの大きさと次の一本か二本の足の方向とに何らかの関係があるか。

③価格足は移動平均線よりも完全に下にあり、足の高値と平均線の間にギャップがあるか。そうであれば、ギャップはどれくらい大きいか。ギャップの大きさと次の一本か二本のバーとの方向に何らかの関係があるか。

④価格足に対して移動平均線はどれくらいの傾きか

⑤価格足の値幅の大きさに対して各足の価格が上げているときと下げているときで出来高に変化があるかや、値幅のどの位置に終値があるか、移動平均線に対して足がどの位置にあるか。

⑥前の高値か安値の支持線や抵抗線のような重要な参照ポイントに価格が近づいているとき、繰り返し現れる目立った足のパターンがあるか。

複数の価格足で見たときの足同士や移動平均線との関係まで含めると、問える質問や移動平均線と比較できるデータはほかにもたくさんある。好奇心や想像力を働かせれば、だれも知らないか考えつかなかった重要な関係を発見できるかもしれない。

固定した参照ポイントを設定する主な目的は、段階を踏みながら、ランダムではなく体系的な相場の読み方を学んで、混乱の可能性をなくすことにある。参照ポイントを固定せずに、変数を絶えず足したり引いたりしながら値動きを観察すれば、何が重要で何が重要でないかを学ぶことは、少なくともそれほど素早く効率的にはできない。一つの時間枠で一銘柄に限定して、一つの特定のパターンか課題の研究に専念すれば、やがては自分で選んだ固定した参照ポイントに対して相場がどう動くかに精通できる。

表面的には重要に見えるが、本質的には業界で言うバックグラウンドノイズと区別して、何が重要かについての感覚が身につくだろう。私は「バックグラウンドノイズ」をトレンドが継続するか転換する可能性について実はほとんど何も伝えない値動き、と定義している。すべての値動きが等しく重要なわけではない。一銘柄の一つの参照ポイントに精通すれば、ほかのトレーダーには見えないことが見えるようになり、彼らが気づかないことを感じ始める。知識のしっかりした基盤を作ったら、複数の時間枠でほかの銘柄やほかの指標を含めて見ることで、その基盤を簡単に拡大できる。第三着実な成果を生み出すために必要な心理的スキルを学ぶ分析がどれほど良くても、着実な成果を生み出すためには、不安感を持たずにトレード