自分を肯定する科学的な方法。ルー・タイスが用いている「アファメーション」

  • 7月 17, 2020
  • 6月 22, 2020
  • 雑談
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アファメーション言語を使って自己イメージを上げる方法として、ルー・タイスが用いているのが「アファメーション」(Affirmation)という手法です。

アファメーションとは、肯定するという意味です。具体的な方法は『努力はいらない!『夢』実現脳の作り方』(マキノ出版)で紹介していますが、簡単に言うと「私はこれが真実だと信じています」と、言葉を用いて自分に対して宣言するテクニックのことです。

過去の失敗にとらわれて、今の自分を過小評価するのではなく、目標に対するモチベーションを上げ、今の自分がどうあるべきかを条件付けます。つまり未来の目標を自分に宣言するのです。目標のために「自分はこういうことができる」、「それをするのにふさわしい人間だ」と言語で宣言することで強くイメージします。こうすることによって自己イメージを高く保つという手法です。

我々の自己対話(セルフトーク)は、1回するごとに、実際にその経験を1回したと同じ効果を、ブリーフシステムに対して持ちます。従って、「自分はこれができる」というセルフトークを何度も繰り返せば、実際に何回もそれを成したと同様な効果がブリーフシステムに対してあります。アファメーションでは、セルフトークを逆に使います。ブリーフシステムが常に事実であるかのように言葉にして毎日繰り返し、リアルに感じることができるようにします。

ワード、ピクチャー、エモーションをそれに結びつけていくとより効果的です。バリアの外側のゴール実現のためのブリーフシステムを、徹底的に自分にとってリアルなブリーフシステムに変えていくのです。これができるとゲシュタルト(Gestalt)ができます。ゲシュタルトとは、先に述べた通りひとつの安定的な認知状態を維持し、認知不協和が解決された状態です。わかりやすく解説したのがコンフォートゾーンという説明です。

バリアの外側か内側のどちらかをゲシュタルトとして選ぶかは、どちらがよりリアルであるかで選ばれるのです。アファメーションのセルフトークを日々繰り返すことで、高いエフィカシーのセルフイメージがブリーフシステムとして構築されれば、現状でなく、ゴール側のコンフォートゾーンにゲシュタルトが移行します。

ゲシュタルトが移行してはじめてスコトーマがはずれ、たとえば年収500万円の人でも、年収1億円の稼ぎ方が見えてくるのです。ゲシュタルトができてはじめてスコトーマがはずれます。そしてゴールを達成する方法が見つかり、ゴールを達成し始めます。無意識が勝手に調整するので、努力をしている感覚はありません。

ただし、ゴールを達成するに当たって知っておいてほしいのは、ゴールを達成した瞬間にすべてのエネルギーを失ってしまうということです。ゲシュタルトのずれがないので、ホメオスタシスが調整する必要がなくなるのです。現状は記憶の合成で成り立っています。この記憶がどのように合成されリアリティを得られるかというのが、機能脳科学的なコンフォートゾーンとゲシュタルト現象の説明です。

ゴールを設定することで、過去とは異なるゲシュタルトを構築することができるわけです。ということはゴールがない人は、過去の記憶を過去の制約に従って合成し、記憶が作られているということです。つまり、ゴールがない人は過去の中に生きているということになります。

逆にゴールがあれば、異なるゲシュタルトをゴールが引き起こす認知不協和を利用して構築することが可能になります。そうなれば、過去に見えなかったものをスコトーマの外側に見ることができるようになります。ゴールがない人はスコトーマがはずれないので、新しい体験をすることができません。つまり生きている意味がなくなります。アメリカでは、リタイア(引退)した人は平均18ヵ月で死んでいるというデータがあります。ゴールを達成した瞬間から未来からの評価評価活動が消えてしまうので、新しい経験をする理由がなくなるのです。死なないためにも、ゴールを達成する前に、次のゴールを設定していくようにしてください。